歴史魂 4月号レビュー
アスキーメディアワークスの歴史雑誌、歴史魂(REKIDAMA)4月号。
R+(レビュープラス)さんから献本を受けて、創刊号のレビューに引き続きレビュー。
歴史がテーマのビジュアル系の雑誌ということで、これまでの歴史雑誌は戦国武将の生き様とか
なんとなく固くて説教くさいテーマが多かったけど、この雑誌は視覚に訴えるビジュアルなイラ
ストなんかが多くってとっつきやすい感じで期待してるんだよね。
2号通してみるとキャラ絵がゲームキャラくさいのが目について来たけど、基本的には好き。
今回の号では大阪冬の陣、夏の陣を巡る話や、新撰組の最後みたいな話が出ていて、考えてみる
と前者はそれぞれの武将の立場なんかは知らない話なので、読んでみるとなかなか興味深い内容
だった。後者も、大河とかで見たけど、メインキャラ以外はほとんと知らないので、こういう雑誌
読むと歴史って知ってる内容は表面的な部分だけで、深掘りすると全然知らないんだってことが
よくわかる。
どんなテーマがあるか、ぱっと思いついた限りでも、戦国武将のテーマでもいろいろな題材がある
けど、それ以外でも考えてみると、例えば同時代で、一揆ってどうやって発生したり統率するのと
か、山賊とか、堺の自由都市とか、南蛮渡来のグッズってどういうものがあったとか、種子島銃
とか日本刀の作り方とか、構造とか軍船とか水軍の話とか、先頭時の隊列とか、戦国時代の食事
とか、市ってどんな店が出たかとか、まあ、テーマにしようとすれば、いろいろネタがありそうだね。
あと、大河見てないけど、オモシロかったのは江姫の話が連載小説?になっているんだけど、結構
読み物としてレベルが高くって続きが読みたいなって気になったし、漫画も、真田モノと松永久秀の
2つ話をさらっと読めてこちらもオモシロかった。漫画って言うのは、歴史が題材でも抵抗なく
頭にスーッと入ってくるので、連載増やしてもいいかも。
歴史がテーマの雑誌は一見とっつきにくいけど、読んでみると意外とオモシロい。
歴女とかブームなのでうまくそういう人たちの興味をひいて長く続いて欲しいなあ。
まあ、そんな感じかな。
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/03/05
- メディア: 雑誌
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