この値段でこの味を出すのはできませんって言うのはお客さんが食べたいものとは違うって話

最近、お願いランキングとかで。
くぅぅー、この値段でこんな味出すなんて。。。みたいなホメコトバを耳にするけど、
例えばサイゼのミラノ風ドリアとかで。


確かに安い値段で食べられるっていうのは、ファミリー層には大事なことだけど、

商品の値段<味っていうのは、お客さんが食べたいものではないと思う。


お客さんが求めているのは、

食べたい料理、食べたい量、食べたい味>商品の値段なんじゃないかなあ。

つまり、250円とかで食べた牛丼がとても家でそんな値段で作れないよって言うのが
お客さんの評価じゃないと思う。みんながみんな作りたいって思ってるわけじゃないし。。。


650円くらい出してもいいから美味しいもん食べたい人には、この料理は650円だけど
味がすっごく良くて、1500円くらい出してもいい味だったとか、
650円で腹いっぱい食べたいって人には、お肉がとってもいっぱいで、すごくメガ盛り
でたので満足とかっていうのがお客さんの求めていることなのでは。


そういう目線でみると、この値段でこの味を出せようと出すまいと、それがお客さんが
満足するかどうかが大事なんで、そういう目線で語らないと、あのシェフがおいしいって
言ってたけど、たいしたことないじゃんみたいになっちゃうのでは。


後は、フランス料理の研究かとかシェフとか、パティシエの人がファストフードに
採点する際は、それぞれの肩書きで採点すべきだよね。

自分はフランス料理人なんで、冷凍の安いパテなんか使っているハンバーガーには
3点以上つけませんっていうのが、本来の姿では。


まあ、そういうのを度外視して、わかり易くテレビ的にアレンジしたから、今の番組の
ヒットがあるので、次は海原雄山みたいな頑固料理人にちゃぶ台でもひっくり返して
もらうような番組でも作って欲しいいなあ。


今のランキング番組は、食べたけど美味しくないみたいな人が次々出てきて、そろそろ
馬脚を現してきちゃうと思うので、そろそろ次のネタを仕込んでおかないと。



この記事書いた理由は、ミラノ風ドリアを食べたんだけど、満足度が少なかったから
書いているんだよね。この一行だけ書いたほうがよっぽど説得力があったりして。(わら)


まあ、そんなとこ。