好きな映画について勝手に語る(わら)

なんか最近、映画見てないんだけど、今は映画にちょっと飽きてる時期なんだろうなあ。


映画いろいろ見てきたけど、心に残っている映画ってなんだろうとか考えてたんだけど、ハリウッド系の
アクションバリバリとか、SFXバリバリみたいなのは心に残ってないなあ。(わら)


美しき諍い女って映画みたいなやつが好き。

南仏のまぶしい日差しの下、高名な画家が若いモデルと対峙して裸婦を描くみたいな作品。
残念ながらエロティックさは微塵もないんだけど、(わら)
南仏のぎらぎらした太陽とかの舞台ががまず映像的にとっても美しくって、高名な画家さんになった気分で
作品を観ていけるので、別世界に誘ってくれる。
主人公の画家さんは一度は断念したライフワークの作品を描くため、上っ面のヌードを描きとるのではなく、
心の内面を絵に表現しようとしている。筆は進めているものの、ひたすらモデルと対峙してモデルが自分を
出すのをまっている。一方、モデルは自分を出すことという意味を考えて、でも、難しいので時間をかけて
対峙するみたいなシーンがなかなかステキで味わい深い。


他には、髪結いの亭主とか好きかな。こっちは多少エロティック。でも、文学的なエロさみたいなやつだけど。


髪結いの女性に対する主人公の思い入れが、とっても想像力豊かなんだけど、映像に表現されていて、時に
コミカルに、時にはかなく、きれいで、せつな的でステキな映画。
あとはなんかいいことがあるとちょっとコミカルな踊りを踊るんだけど、理由が良くわからないけどこれもいい。
描いているテーマは男と女の愛とか、愛に対する違い、超えられないミゾのようなことなんだろうか。
普遍的なテーマを愛情をこめて、思い入れたっぷりに描いているので味わい深いんだろうね。


好きな映画に共通するのは、目線が非日常で、アナザーワールドに誘ってくれるような作品。最近の映画に
興味が持てないのは、目線が近すぎて、日常を描いているものが多かったり、ハリウッドモノはアミューズ
メント作品なので楽しませるために作られていて、そもそも世界観みたいなものが欠落していたり、愛とか
家族愛といった、普遍的なテーマを描いていても、深く踏み込まずに、愛はステキとかやっぱり家族愛みたい
な描き方にとどめているため、心に響かないんだろうなあ。
アメリカの象徴であるマクドナルドで言うとマックフライポテトみたいに大味なんだよなあ。(わら)
でも、アメリカだけじゃない。自分にとっては最近のジブリも同じだと思う。


他には、ミラン・クンデラ原作の存在の耐えがたき軽さとか、ブレードランナーとかもスキ。21世紀に
入ってからの映画だと、潜水服は蝶の夢を見るとか、世界最速のインディアンとかがいいかな。


アジア映画はツァイ・ミンリャン監督の西瓜がスキ。


邦画は、あまり重くないものが好きかな。ニナミカさんのさくらん天然コケッコー、僕は妹に恋をする。

アニメだとうる星やつらビューティフルドリーマー攻殻機動隊GHOST IN THE SHELLエヴァの破、
パプリカあたりが好き。


まあ、そんなとこ。


でも、2作品のことを書いて力尽きたので、(わら)今日はここまで。