不安な時代なので、村上龍さんの初期の作品を読みたくなる

地震原発事故、円高と、社会が下降線をたどっている今、なんだか村上龍サンの初期のエッセイが読みたくなる。
あとは、テニスボーイの憂鬱とか走れタカハシとかかな。


読むと落ち着くって言うか、音楽やら、テニスやら、レースやらに熱狂していた時代っていう空気感がいい感じなんだよね。
プチバブリーで気分が明るくなるっていうか、当時はこういう感覚がフツーだったと思うんだけどね。


上手く説明できないけど、ほめてる。 w


最近の村上龍さんはしかめっつらしい顔をして、「無趣味のすすめ」で、俺は遊んでないとか言ってたけど、
音楽とかスポーツとかいろいろなものに首をつっこんでいて、そんなことはないと思う。 w


それにしても、今はそういうものに熱狂する気にならないよね。なぜだろう?


あの頃は、朝、チュンチュンとかスズメが鳴いて、主人公がファーとかあくびをして、今日もいつもと変わらない退屈な
一日が始まるみたいなのが日常的な風景だった。


だいぶ様変わりしたなあ。


思い返してみれば、当時が特殊な時代だったんだろうね。


まあ、そんなとこ。

村上龍全エッセイ 1976‐1981 (講談社文庫)

村上龍全エッセイ 1976‐1981 (講談社文庫)