古典系の禁書に挑戦 〜夏休みの読書〜

今年の夏はごっそり本を買い込んで読んでるとこ。
Amazonで4冊、図書館で5冊、古本屋で5冊。

それぞれ、手に入りやすいもの手に入りにくいものがあるので、いろいろなところから買ってるけど、
特に図書館から借りたのは久しぶりだなあ。しっかりした古典作品が読みたかったから借りたんだけど
でも、意外と新しい本もあって侮れない。


借りた5冊のうちの古典系2冊を紹介。


(1) 孤独な散歩者の夢想/ルソー

   ルソーの本を読むのは初めて。たぶん、最初はエミールとか読むべきなんだろうけど、
   この本はルソーの本が宗教界から禁書になって逮捕状が出た後、孤独な晩年の話。


   ルソーはカント、レヴィ=ストロースデリダトルストイなどいろんな人に影響を与えている。
   世界史や文学史ではあまり大きく扱っていないけど、結構、要の人の一人って思うなあ。
   wiki読んでみたら人民に主権があるみたいなのを言ったのもルソーらしいね。


   とりあえず、20ページくらい読んだとこ。文章が重いので一気に読むのはムリかなあ。

孤独な散歩者の夢想 (新潮文庫)

孤独な散歩者の夢想 (新潮文庫)


(2) 北回帰線/ ヘンリー・ミラー


   この本も昔から読みたいって思っていた本の一冊。奔放な性描写で発禁になった本らしいけど、
   この本についての評論などで断片的にしか内容を知らない。
   とりあえず読んでるけど、しっかりと構成された2段組の小さい文字でビッチリ埋まった小説。
   こういう本格派の小説久々に読んだかも。これも20ページくらい読んだ。

北回帰線 (ヘンリー・ミラー・コレクション)

北回帰線 (ヘンリー・ミラー・コレクション)

古典系は禁書を読んでるかもね。(わら)
禁書って言っても、現代ではもはや禁ずる必要のない内容なので、こういう本にはどう向き合って
読めばいいのかな。読みながら考えてみようっと。


この他に、GAWさんおすすめのレヴィ=ストロースの悲しき熱帯も読みたいけど、時間があるかなあ?
1週間で何冊読破できるか、ちょっとこの量は自信がないなあ。


とまあ、そんなとこ。